「仕事が忙しい会社員は、チャートを見なくて済むスイングトレード一択!」

ネットで検索すると、こんな記事をよく見かけませんか?

確かに理論上はそうです。しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。

私自身、平日は9:00〜17:45までフルタイムで働く会社員です。

残業を終えて帰宅すればクタクタですし、翌日の仕事も待っています。それでも「お金の不安を減らしたい」「給料以外の資産を作りたい」という一心で、FXの世界に飛び込みました。

最初は「会社員向け」と言われる手法を試しては失敗し、連敗してメンタルが崩壊した経験もあります。

そんな試行錯誤の末、私が最終的にたどり着いたのは、一般的には「会社員には不向き」と言われるスキャルピングでした。

この記事では、検索上位にある一般的なメリット・デメリットの解説に加え、

「会社員として実際に負け、悩み、改善してきたリアルな経験談」

を包み隠さずお話しします。教科書通りの答えではなく、現場の本音を知りたい方はぜひ最後までお付き合いください。


1. そもそもスキャルピングとスイングの違いとは?

まずは両者の基本的な特徴を整理します。一般的な教科書的な違いは以下の通りです。

特徴スキャルピングスイングトレード
保有期間数秒 ~ 数分数日 ~ 数週間
狙う値幅数pips ~ 10pips程度50pips ~ 数百pips
主な分析瞬間的な値動き(チャート重視)ファンダメンタルズ(経済指標重視)
一般論時間のある専業向き忙しい会社員向き

表を見ると、確かにスイングトレードの方が会社員に向いているように見えます。

しかし、ここには**「メンタル(精神的負担)」という視点**が抜け落ちています。


2. 私が「スキャルピング」を選んだ理由:実体験メリット・デメリット

ここからは、私がなぜスキャルピングを選んだのか、その実体験ベースのメリット・デメリットを解説します。

メリット:リスクを翌日に持ち越さない【最大の理由】

これは理論ではなく、私の切実な実体験です。

以前、ポジションを持ったまま日をまたぐトレードをしていた頃、私は以下のようなストレスに押し潰されそうでした。

  • 寝ている間に含み損が拡大していないか不安で熟睡できない
  • 朝起きて、布団の中で真っ先にチャートを確認する
  • 仕事中も頭の片隅に「為替レート」がこびりついている

この状態が続くと、本業の集中力が確実に落ちます。

スキャルピングに切り替え、**「当日中に必ず決済し、ノーポジション(ノーポジ)で就寝する」**ようにしてからは、生活の質が劇的に改善しました。

「明日の相場がどうなろうと、今の自分には関係ない」

そう思って眠れることが、兼業トレーダーにとってどれほど重要か、身を持って知りました。

【実体験】OCO固定ルールで「迷い」を消した

スキャルピングは判断の速さが求められますが、私は**「OCO注文」**を使うことでそのハードルを下げています。

私が実際に設定しているルールは以下の通りです。

【私のトレードルール】

  • 通貨ペア: 主にUSD/JPY(ドル円)
  • 利確(指値): 30pips(0.03円前後)
  • 損切り(逆指値): 25pips(0.025円前後)
  • エントリーと同時に必ずOCOを入れる

一見単純ですが、これによって「あと少し待てば戻るかも…」という裁量の迷いを完全に排除できました。

以前はこの迷いが原因で、損切りが遅れたり、無根拠なナンピンをして大怪我をしていました。

「結果を相場に委ねて、感情を切り離す」

これが会社員でも淡々とトレードを続けるコツです。

デメリット:「ポジポジ病」のリアルな怖さ

もちろん、良いことばかりではありません。

スキャルピング最大の敵は**「ポジポジ病」**です。

私も過去、「今日は時間があるから」と勘違いして、チャンスでもないのにエントリーを繰り返し、資金を削った時期があります。

負けを取り返そうとして根拠の薄いエントリーを連発し、さらに傷口を広げる…。典型的な負のループです。

このデメリットを克服するために必要なのが、後述する**「時間の区切り」**です。


3. 会社員にとっての「スイングトレード」の罠

検索上位の記事ではあまり触れられていませんが、会社員がスイングトレードをする際に最大の問題となるのが**「精神占有率」**です。

「時間」は奪われないが「脳」を奪われる

スイングトレードを試していた頃、私はこんな状態に陥りました。

  • 重要な会議中に「今、暴落していないか?」と気になってしまう。
  • トイレに行くたびにスマホでレートを確認してしまう。
  • 含み損を抱えたまま週末を迎えると、せっかくの休日が楽しめない。

物理的な拘束時間は短いかもしれませんが、「脳のリソース」はずっとFXに奪われている状態です。

本業で責任ある仕事を任されている会社員にとって、これは致命的でした。

「FXに時間を取られていないのに、精神が休まらない」

これが、私がスイングトレードを断念した理由です。


4. 徹底比較:あなたの性格に向いているのはどっち?

一般論と私の経験を照らし合わせると、結論は以下のようになります。

Google検索上位の結論(一般論)

  • 「時間のない会社員はスイングトレードがおすすめ」
    • 理由:チャートを見る時間が少なくて済むから。

現役兼業トレーダーの結論(実体験)

  • 「メンタルを守りたい会社員こそスキャルピングがおすすめ」
    • 理由:短時間で完結し、FXを考えない時間を確保できるから。

「時間は少なくてもいい。ただし、FXを考える時間は極限まで減らしたい」

この条件に当てはまるなら、短時間・強制終了型のスキャルピングの方が向いています。


5. 【独自考察】脳のスタミナ理論と最適解

最後に、私がたどり着いた「会社員が無理なく勝つための最適解」をお伝えします。

① 「脳のスタミナ」理論

会社員にとって最大の敵は「時間のなさ」ではなく**「決断疲れ」**です。

日中、仕事で多くの判断、選択、気遣いを繰り返した後、夜に「数日先の相場の行方」を考えるスイングトレードは、脳への負担が大きすぎます。

一方で、スキャルピングはどうでしょうか。

「ルール固定」「見る時間限定」「終わったら完全終了」。

この条件なら、ゲーム感覚で集中でき、むしろ仕事モードからの**「脳の切り替え」**になると感じました。

② 最強のメソッド「タイムボックス・スキャルピング」

私が「ポジポジ病」を克服し、安定して利益を出せるようになったきっかけがこれです。

時間を箱(ボックス)のように区切って、その中だけで戦うという方法です。

【タイムボックス・スキャルピングの実践】

  • 時間帯: 21:00 〜 23:00(ロンドン市場とNY市場が重なる活発な時間)
  • ルール: 時間が来たら、勝っていても負けていても強制終了。

これを徹底してから、以下の変化が起きました。

  1. だらだらトレードが消えた。
  2. 負けを翌日に引きずらなくなった。
  3. FXが生活を侵食しなくなった。

「もっとやりたい」と思ってもスパッとやめる。これが**「兼業で長く続ける」**ための秘訣です。


まとめ:自分の性格とライフスタイルに合わせよう

私は「仕事中は相場のことを一切考えたくない」という性格でした。

だからこそ、

  • ノーポジで安心して寝られる
  • 時間を区切って集中できる
  • 終わったらスイッチを完全オフにできる

この条件を満たすスキャルピングを選びました。

FXで一番大事なのは、手法の優劣や「いくら稼げるか」ではありません。

**「自分の生活を壊さずに、淡々と続けられるか」**です。

もしあなたが「含み損が気になって仕事に集中できない」タイプなら、世間の常識を疑って、一度スキャルピングを試してみてください。意外と、その方が「時間」も「心」も余裕ができるかもしれません。